日立・楽しや ≪洋子のブログ≫

鄙願 higan

  • 2021年3月26日

    久しぶりの投稿です。

    最近、「鄙願お願いしま~す」という電話が多い、うちは酒は売っているが酒屋ではないのだが…、

    「酒・ほしの」さんと繋がっているという自負からだろうか、この電話、何となく嬉しい気もする。

    ネット上で鄙願を検索し比較してみると、確かにブログペ-ジや画像ペ-ジ等で居酒屋工房 楽しやの記事が目立っているようにも感じる。

    よく見渡せば分かるのだが、楽しやで鄙願を小売り販売していると思い込んでしまうのも無理はなさそうで、折々丁寧に案内はしている。

    そんなこんなで、星野さんと連絡をとってみると「最近は楽しやさんのお陰で問い合わせが多くなっている」というお話を戴き、当方としては特段何もしておらず自然発生的な事で、本当であれば嬉しい限りである。

     

    最近は新型コロナウイルス感染症対策・緊急事態宣言・営業時間短縮要請で客数が激減し売り上げがマイナスという状況下で、星野さんには大変申し訳なく中々鄙願を仕入れられない状況が続いている。

     

    2021.03
    星野さんから単行本が届いた。

    営業時間短縮要請で未だ客数が戻らず思い悩んでいる中、久しぶりにこのブログを投稿する気持ちになったのも、今回届いた一冊の単行本がキッカケだ。

    新潮社の「波2021③」の中に佐藤隆介氏による「ある名無しの酒の話」という、実は鄙願に係わる話なのだが何とも興味深い。

    佐藤隆介氏とは80才を超える老人だが、「鄙願は五十を過ぎてから」と、「若者には若者が飲む酒がある、鄙願をがぶがぶ飲まれては自分たちの飲む酒が減ってしまい迷惑千万である」と言った方で、池波正太郎の書生を10年間務め「鄙願を買ってくるように」とよく言われたとか、鄙願をこよなく愛する「鉢山亭虎魚」を名乗る文筆家である。

    さてその内容とは、
    鄙願がどのようにして造られていったか、人の熱い想いやその関りの歴史を綴っている。

    著者が観る先代の星野 稔さんから現在の当主である幸一さんまで、鄙願に対する想いのバトンタッチ、それこそ「外野席の応援団長」を自負する著者の鉢山亭虎魚「佐藤隆介」さんも含めた、それこそ鄙願を中心とした熱い人模様が垣間見えた気がする。

    鄙願にはセカンドネ-ムがある、
    「時分の花・打水・程々・鄙願」と四季を一巡するのだが、今度はそこに「鄙願汲古」と五番目の顔が加わるという。早く呑みたい!

    いやいや熱い、
    この著者の鉢山亭虎魚「佐藤隆介」さん、昭和11年生まれというから今年で85才だ、鄙願に対する熱い想いを文字に換え伝え、人が感動し延々と繋がっていく、鄙願はこれからも更に進化し続けていくような気がする。

     

    新潮社/波 2021 ③
    ある名無しの酒の話
    鉢山亭虎魚/佐藤隆介

    読みたい方はご来店下さいね(^_-)-☆

     

    今夜はここまで、😪Zzz

     

    #鄙願#日立駅居酒屋#日立駅日本種居酒屋

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